おはようございます!ムッシュです! 今回は「金利が上がるのに投資していいの?」というテーマを語っていきます!
以前、長期金利が30年ぶりの高水準まで上昇したという話をしましたが、その後もこの話題は続いています。「金利が上がってるなら、投資を続けても大丈夫なの?」というご質問をいただくこともあったので、今日はこのテーマをじっくり掘り下げていこうと思います。
金利が上がると投資にはどういう影響があるのか
まずは基本の整理からです。金利が上がると、投資対象によって影響の受け方がかなり異なります。

将来の大きな利益成長を織り込んで株価が形成されている「成長株(グロース株)」は、将来の利益を今の価値に置き換えるときに使う割引率(金利が高いほど、将来のお金の価値を低く見積もる計算上の率)が上がるため、理論株価が下がりやすいとされています。一方、すでに利益や配当をしっかり出している割安株・高配当株は、この影響を受けにくい傾向があります。受けにくいだけで全く影響がないかと言われるとそうでもないのはご留意ください
また、銀行株や保険株のように、金利が上がることで収益が改善しやすい業種もあります。貸出金利や運用利回りが上がる分、収益にプラスに働きやすいんですね。逆に、すでに発行されている債券(既発債)は、新しく発行される債券の金利の方が魅力的になるため、価格が下落しやすいという特徴もあります。
そして見落とされがちですが、預金や新規に発行される国債にとっては、金利上昇はむしろ追い風です。新たに受け取れる利息そのものが増えるためです。「金利上昇=投資全般に悪い」というのは、実は正確な理解ではなく、資産の種類によって明暗が分かれる、というのが実態に近いんですね。
為替への影響は?
次に、為替への影響を見てみましょう。教科書的な考え方はこうです。

「一般的に」は、その国の金利が上がると、その国の通貨で資産を持つ魅力が増し、通貨が買われやすくなる(日本なら円高要因になる)とされています。金利が高い通貨を持っていた方が、預けているだけでより多くの利息を得られるためです。
ただし、以前の記事でも触れた通り、実際の為替相場はそう単純ではありません。米国など他国の金利動向、中東情勢のような地政学リスク、原油価格の動き、さらには要人発言による短期的な思惑など、複数の要因が複雑に絡み合って動いています。日本の金利が上がっているからといって、必ずしも一直線に円高が進むわけではない、という点には注意が必要です。「金利が上がれば為替はこうなる」という単純な図式だけで為替を予測するのは、正直かなり危険だと私は思っています。
日本の政策金利は直近だと1.25%ですが、ドル(アメリカ)は3.75%なので日本が金利をあと数回上げても金利面でのドルの優位は変わらないので円の金利が上がろうと中長期的には円安圧力になると予測してます
結局投資していいの?
さて、一番気になるのはここですよね。結論から言うと、私は金利が上昇していても、長期投資なら続けるべきだと考えています。
理由はシンプルで、長期投資の基本は「短期的な値動きに一喜一憂しないこと」だからです。金利上昇局面では、一時的に株価が下落する場面もあるかもしれません。しかし、それは長期投資においては「いつもより安く買えるチャンス」でもあります。

このグラフのように、金利上昇観測で一時的に価格が下がったとしても、積立投資を淡々と続けていれば、その下落局面で安く買い付けることができ、その後の回復局面でしっかり評価額を伸ばせる可能性があります。逆に、金利上昇のニュースに驚いて積立を止めてしまうと、この「安く買えるチャンス」を逃してしまうことになりかねません。
もちろん、これは「何も考えなくていい」という意味ではありません。金利上昇局面をきっかけに、自分のポートフォリオが特定の資産(たとえば成長株)に偏りすぎていないかを見直すのは、良い機会だと思います。大切なのは「投資をやめる」ことではなく、「配分を調整する」という発想を持つことです。
逆に短期投資なら世の中の一時的な流れを素早く感じ取り自分の考える最適手を取り続けるのが良いと思います。残念ながら私にその手法はわかりませんのでご自身で頑張ってください
まとめ
- 金利が上がると、成長株には逆風、割安株・高配当株には影響が限定的、銀行株には追い風、預金・新規の国債にはプラスと、資産の種類によって影響が分かれる
- 為替は「金利が上がると通貨高になりやすい」というのが教科書的な考え方だが、実際には他の要因も絡むため単純ではない
- 金利上昇による短期的な値動きに振り回されて積立投資をやめるのではなく、淡々と継続することが長期的にはプラスに働きやすい
- 金利上昇は、投資をやめる理由ではなく、資産配分を見直すきっかけとして活用するのがおすすめ
金利のニュースを見るたびに不安になる気持ちはよくわかります。でも、長期投資の基本は「相場の予測を当てにいくこと」ではなく、「時間を味方につけること」です。今回の金利上昇局面も、そのスタンスを試される良い機会だと捉えて、引き続き淡々と向き合っていきたいと思います。
みなさんは金利上昇局面、投資方針に変化はありましたか? コメント欄でぜひ教えてください!
それでは、また次回!
※この記事は筆者個人の見解であり、投資助言ではありません。掲載しているグラフはあくまで一般的な傾向を示すイメージ図であり、実在の指数のデータではありません。投資は元本が保証されているものではないため、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。


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