おはようございます!ムッシュです!
今回は「年功序列」は悪なのか?年功序列のメリット・デメリットというテーマを語っていきます!
「長く働けば、自動的に給料と地位が上がる」 そんな夢のような、あるいは呪いのような制度が、日本の「年功序列」です。
今の20代、30代にとって、年功序列は「不公平なルール」に映るでしょう。しかし、超合理主義の視点から言えば、この制度は「ある特定の時代と社会環境」においては、極めて合理的なシステムでした。
今回は、そもそも年功序列って何なのか、そのメリットとデメリットを分析します。
1. そもそも「年功序列」とは何か?
そもそも年功序列とは何かというのはみなさん大まかには理解されていると思います
年功序列とは「勤続年数や年齢が上がるにつれて、役職や賃金が上昇していく人事制度」です。おそらくイメージされていたままの制度でしょう
- 本質: 従業員の「忠誠心(長期間働くこと)」に対して、将来の昇給・昇進を「約束」するという、会社と従業員の間の長期的な契約です。
- 背景: 高度経済成長期の日本において、人手不足を解消し、長期的に人材を確保するための制度として普及しました。
2. 年功序列の「メリット」:会社と従業員が Win-Win だった時代

今では悪しき習慣としてのイメージがついてしまった年功序列ですが、これが「悪」ではなかった、正の側面から見ていきましょう。
- 従業員側のメリット:将来の安心と、人生設計のしやすさ。
- 年齢とともに給料が上がるため、住宅ローンの返済や教育資金など、人生の大きなイベントに合わせて計画的な支出が可能でした。
- 「長く働けば報われる」という安心感は、高いモチベーションと会社への忠誠心に繋がりました。
- 会社側のメリット:長期的な人材確保と、組織の安定。
- 従業員の離職を防ぎ、社内の知識や経験(ノウハウ)を長期間にわたって蓄積することができました。
- 長期的な視点で従業員を教育・育成することができ、組織全体のスキルレベルを向上させることが可能でした。
高度成長期の日本では経済の発展と人の社会的な成長速度が釣り合っていました。そして何より企業も個人も儲けていたため年功序列がずっと続くと思われてしまったんですね。このある意味楽観的な思考が蔓延していたのが良い時代だったと言われる所以でしょう。「明日は今日よりきっと良くなる」という雰囲気が年功序列を信じやすい環境だったと言えます
さらには人口ピラミッドが適切だったと言えます。若者が多く、高齢者が少ない状況だと年功序列でも問題なく社会は回ります
社会の仕組みに公助・共助・自助とありますがこの公助・共助が強力に作用できた時代だったという事です。自助を重視しなくても公助・共助があるから安心という雰囲気があったんでしょうね
3. 年功序列の「デメリット」:歯車が狂い修復不可に

では、なぜ現代において年功序列はこれほどまでに批判されるのでしょうか。
- 従業員側のデメリット:成果と評価の乖離、モチベーションの低下。
- 成果を出している若手が正当に評価されず、「長く働いているだけ」のベテランが高い給料をもらっているという不公平感は、若手のモチベーションを著しく低下させます。
- 優秀な若手人材が、成果主義の会社や外資系企業へと流出する原因となります。
- 会社側のデメリット:年功序列の負の側面がとんでもない重しに。
- 若手の抜擢が難しく、組織が硬直化しやすい。
- 成果を出さなくても給料が上がるため、従業員のハングリー精神や、変化に対応しようとする意欲が希薄になりやすい。
- 中年世代がAIやDX(デジタルトランスフォーメーション)といった新しい技術やビジネスモデルへの対応が遅れ、非効率な方法での現状維持のせいで世界経済から取り残される。
年功序列は社会保障と同じく多くの若者の低賃金労働を少数の中堅以上たちに割り振る事で成り立つ制度です。高度成長期の人口ピラミッドでは可能でしたが、それが続かず当時の若者も時間を経て大量の中堅以上、年功序列での高給取りになるのですが、効率的かつ合理的な働き方を拒み停滞している会社では時代錯誤の働き方しかできないくせに高給取りを少ない若者たちで養うことは難しいのです。そして若者は自分たちは老人のために働いている理解しています。そんな会社に居たくないと思うのは当然です
終身雇用がムリになっている

年功序列は終身雇用(ずっと同じ会社で働く)が前提です。ですので終身雇用がムリになってきている現代で年功序列は衰退するしかありません。
前述しましたがAIやDXさらにはその次の事など新しい事をドンドン吸収し習得することが今後経済的に発展するには絶対条件です。
厳しいですがそれを「できない」「わからない」という多くの高齢者を雇用し続けるのは会社にとってお荷物でしかありません。
社会の変化スピードに人がついていけなくなったというのも終身雇用や年功序列がムリになっている要因だと思われます
年功序列は今の時代に合わない
年功序列制度は、日本の高度経済成長期という「特別な時代」に最適化されたシステムでした。しかし、変化の激しく、グローバルな競争が繰り広げられる現代においては、その「変化」が年功序列の維持には致命的なものとなっています。
これからの時代、私たちは「年功序列という制度が、自動的に自分を守ってくれる」という幻想を捨てる必要があります。
人口ピラミッドがキレイな形(若者が多く、高齢者が少ない)であれば良かったのですが、良くも悪くも中々人が死ななくなったというのが原因ですね。
これからの環境はより自助の意識が大切になってきています。しかし社会と環境にはズレがあり自助が大切な環境ですが、社会は公助・共助をまだまだ重視して自助しなくても公助・共助があるから大丈夫という幻で動いています。
やはり長期的にどうなっていくのかという予測が甘かったといわざるを得ませんし、対応して変化も出来てないのが現実ですね
年功序列という「甘い言葉」に惑わされず、自らの手で未来を切り拓く。それが、現代社会で生き残るための、唯一無二の生存戦略です。

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