個別株やるならコレをみろ!

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「話題の会社の株を買ってみたい」「応援している会社の株主になりたい」——投資を始める理由として、個別株はとても人気があります。小難しいことはわからないけどシンプルに「株主」になりたい!という人もいますしね。投資信託でも同じく株主には違いなのですが「自分は〇〇の株主だ!」という意識は違いますからね。ただし、個別株は投資信託などと比べて、リスクの性質がまったく違うことをご存知でしょうか。

この記事では、「個別株とは何か」というおさらいから、「なぜリスクが高いと言われるのか」「最低限これだけは守ってほしいこと」やさしく解説していきます。個別株にこれから挑戦したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

個別株とは

個別株とは、特定の1つの会社が発行する株式そのものを、自分で銘柄を選んで売買する投資方法のことです。「トヨタの株を買う」「任天堂の株を買う」というように、会社を自分で指定して投資をするのが個別株の特徴です。

これに対して、投資信託は、多くの投資家から集めたお金をひとつにまとめ、運用の専門家が何百・何千という会社に分散して投資してくれる金融商品のことです。同じ「株式に投資する」という点では共通していますが、その中身にはこんな違いがあります。

個別株は、当たれば大きなリターンを得られる可能性がある一方、値動きの振れ幅も大きく、必要な知識や手間も投資信託より多くなる、という特徴があります。

必要な知識・手間に関しては目的にもよります。ただ〇〇の株が欲しい!という所有することが目的なら特に知識は必要ありません。

なぜリスクが高いのか

「個別株はリスクが高い」とよく言われますが、具体的に何がどうリスクなのか、4つに分けて整理してみましょう。

① 集中リスク

個別株は、投資先が少数の会社に集中します。投資信託であれば、仮にある会社の業績が悪化しても、他の会社でカバーできる可能性がありますが、個別株の場合、その会社の業績がそのまま自分の資産に直結してしまいます。

投資信託のように何百、何千という企業に投資できるだけの資本があるのなら分散出来ますが、日本の場合は基本的に100株単位なので一般人の資金ではできて100社前後ではないでしょうか

② 値動きの大きさ

分散されていない分、決算発表の内容や、何かひとつのニュースだけで、株価が短期間に大きく上下することがあります。良いニュースであれば嬉しい値上がりになりますが、逆のケースも当然あり得ます。

③ 倒産のリスク

万が一、投資先の会社が倒産してしまった場合、その会社の株式の価値は基本的にゼロになってしまいます。投資信託であれば、1社が倒産しても資産全体への影響は限定的ですが、個別株ではその会社の株を保有している分が、丸ごと失われる可能性があるのです。

④ 情報格差のリスク

個人投資家は、専門のアナリストやファンドマネージャーを抱える機関投資家(プロの投資家)と比べて、情報収集や分析の面でどうしても不利になりがちです。同じ情報でも、それをいち早く手に入れ、素早く分析して売買に活かせるかどうかには、大きな差があります。

最低限守るべき事

こうしたリスクがあるからといって、「個別株はやらないほうがいい」というわけではありません。大切なのは、リスクを正しく理解したうえで、最低限のルールを守って向き合うことです。

実際、日本経済新聞が個人投資家を対象に行った調査では、興味深い結果が出ています。2018年〜2021年の4年間、運用成績が常にプラスだった「勝ち組」投資家と、常にマイナスだった投資家を比較したところ、資産の持ち方に明確な違いが見られました。

このグラフからは、運用成績が良かった投資家ほど、個別株だけでなく投資信託やETFも組み合わせて保有し、資産を分散させている傾向がうかがえます。同じ調査では、勝ち組投資家は保有銘柄数も多く、銘柄自体をきちんと分散させていることも特徴として挙げられていました。

このデータも踏まえて、個別株に挑戦するなら、最低限次の4つは守ることをおすすめします。

① 使う金額をあらかじめ決める

生活防衛資金(病気やケガ、失業などに備えるための、生活費3〜6か月分が目安のお金)や、近い将来使う予定が決まっているお金には手をつけず、あくまで余剰資金(当面使う予定のないお金)の範囲で個別株に取り組みましょう。

② 1銘柄への集中を避ける

「これは絶対に上がる」と思える銘柄に出会うと、つい多くの資金を投じたくなりますが、1つの銘柄に集中させすぎないことが大切です。自分が投資に使える資金全体のうち、1銘柄への投資額を一定割合以内に抑えるなど、自分なりの上限ルールを決めておきましょう。

③ 損切りのルールを決めておく

株価が下落したとき、「まだ戻るはず」と根拠なく保有し続けてしまうのは、多くの個人投資家が陥りやすい失敗です。「購入額から◯%下がったら売る」というように、買う前に損切り(損失を確定させて売却すること)のルールを決めておき、感情に流されず淡々と実行することが重要です。

④ 決算やIR情報を定期的に確認

投資先の会社が、今どんな状況にあるのかを知るために、決算短信(会社が発表する業績のまとめ資料)や適時開示情報(株価に影響を与えうる重要な情報の公表)には、最低でも四半期に1度は目を通す習慣をつけましょう。買ったあとに放置してしまうのが、一番危険なパターンです。

財務や業績などを資料を見て判断できる知識が必要になるため一番ハードルの高いものでしょう。簿記2級や証券アナリストの資格を取れるレベルの勉強が必要です。

まとめ

  • 個別株は、1つの会社の株式に投資する方法で、多数の会社に分散する投資信託とは値動きの性質が大きく異なる
  • 個別株のリスクが高い理由は、集中リスク、値動きの大きさ、倒産のリスク、情報格差の4つに整理できる
  • 運用成績の良い投資家ほど、個別株と投資信託・ETFを組み合わせ、銘柄も分散させている傾向がある(日本経済新聞の投資家調査より)
  • 個別株に挑戦するなら、「使う金額を決める」「1銘柄に集中しすぎない」「損切りルールを決める」「決算・IR情報を定期的に確認する」の4つを最低限守ることが大切

個別株投資は、正しく向き合えば資産形成の心強い武器になります。まずはこの記事で紹介したルールを頭に入れたうえで、無理のない範囲から挑戦してみてください。

そんなのめんどくさい!という人はより高いリスク(損をする金額の大きさと損する確率が両方上がる)を承知の上でやることになるのでその覚悟をした方が良いですね。

※この記事は2026年8月時点で確認できる情報をもとに作成した一般的な情報提供であり、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。投資は元本が保証されているものではないため、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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