こんにちは!ムッシュです!
今回はそのままですが給料を上げる方法です
皆さん知りたいですよねw
私も経営者なので人手不足や賃金に対してはいろいろ悩むところです。
先に言っておきますが巷では転職ブームなので転職して収入アップを目指すのはいわば王道として、今回私は転職以外の方法で給料を上げる方法をお伝えできればなと思います
重ねて先に言っておきますが、確実に収入が爆増するという類の話ではありません。むしろ手間暇がかかった上で不確実な部分が残るやり方ではあります
ですが転職はハードルが高すぎて無理!という人は私が伝える方法しか道がないと思います
あれは嫌だ、これは嫌だ、でも確実に収入爆増したいなんて、胡散臭いダイエットサプリみたいなものはありませんw
しかも大企業ではなく中小零細企業向けです。むしろ中小零細企業でなければやりにくいでしょうね
では紹介していきましょう!
大前提:win-winな関係を目指す

収入上げたい!給料アップをしたい!となった時、まずイメージするのは給料アップのための交渉ではないでしょうか
ですがこれがそもそも見当違いのことをしている人が非常に多いです
だいたい「生活が厳しいんで給料上げてもらえないでしょうか!」って頭を下げに行く感じが交渉だと思ってませんか?
これ交渉ではありません。ただのお願いです
会社が最低賃金以下の給料であれば論外ですが、それを超えている限り社会的に会社側は責務を果たしています。生活が厳しいとかも個別の家計の問題なので会社側がどうこうする話ではありません。入社する時点の求人情報と違うとかでもない限りあなたが選んで入社したんです
お願いは自分の利益の為だけに、相手にそれを飲んでもらう(折れてもらう)こと
交渉はお互いの利益のためにより良い関係に変化していくことです
「生活が厳しいんで給料上げてもらえないでしょうか!」はまさに前者です
言い換えるなら「会社のことなんてどうでもいいんで、とにかく金よこせ!」と言ってるのと同じです
それで会社側が合意すれば「自分の力で金を勝ち取った」という風に思い込み、合意しなければ「交渉に応じないなんてヒドイ会社だ!」と会社を蔑むのが目に浮かびます
お互いにとって良い関係を築く、つまりwin-winな関係のため会社と話合うというのが健全な交渉です
なのでそもそもwin-winな関係を望んでないのなら、あなたが給料アップのために何か行動するというのは会社にとってデメリットにしかなりませんし、成功率もかなり低く、成功しても失敗しても職場の環境が悪くなる恐れがあるため辞めておきましょう
まずは給料アップのための話合いをする

社員同士、役員や経営陣を巻き込んでやるべきですね。中小零細企業の規模であれば全員参加でも可能だと思います
意味のないミーティングするよりはるかに有意義ですよw
なぜこれをするのかというと社員や役員によって価値観や優先順位、会社の現状をどう把握しているかがズレているからです。このズレは必ずあります
例えば社員側なら最近売上上がってるなならボーナスも去年より多くなるのではないかと思っていても、実際はそんな増えてないということ経験ないでしょうか?
経営者が何を考えているのか、何を目指していてそれに備えるには何が必要でいくらコストがかかるのか、などを社員レベルでザックリとでも理解できてないと売上上がった=給料アップ!?という安直な期待をしてしまうのです
ちゃんと経営陣が何を考えていてそのためには給料にまわせるお金はそんなにないというのがわかるだけで理解が深まるのは間違いありません
そして何より大事なことは何をすれば給料が上がるのかを明確にすることです
これは現状、歩合給が発生している人の条件とは別のことです
もっと正確いうなら固定給アップ(いわゆるベースアップ)や歩合給の条件をより良くする(〇〇の5%を7%にするなど)ことを指します
中にはそんなこと全く考えていない経営者もいますので、そこを考えてもらうためにも行った方が良いです
昨今賃金アップが叫ばれてますが、今の賃金アップは社会の同調圧力に経営陣が屈してるだけです。本当の意味で賃金アップを考えているわけではありません。それまで労働分配率とか考えてもいなかったということですからね
最低保証額付きの変動給を採用する

最低保証額付きの変動給というのは聞きなじみがないでしょうが、固定給(最低保障)+歩合給(変動給)のイメージといえばわかりやすいかもしれません
ですがあくまでイメージなので固定給+歩合給とは違います。これは固定給部分だけに採用される方法です
例を言うと現状30万の固定給をもらってるとします。これを32万に上げます。しかし業績が悪かったりすれば31万や30万に減らします。しかし30万未満(最低保障)には下げませんという取り決めです
そもそもなぜ賃金を上げにくいかわかりますか?
それは賃金の変更(上げる、下げる)は労使の同意がないとできないからです。
上げる場合は別に問題ないのですが、下げる場合労働者への不利益変更となるため裁判だと無効となる可能性が高いです
しかし事前に合意がなされている場合は会社の都合により下げることが可能になります。もちろん最低保障よりも下の金額への減額は無効になる可能性が高いので実質不可能です
つまり現状は合意がない状態で賃金アップすればもう下げることは実質不可能となるため決断しにくいのです
例えばあなたがコンビニでおにぎりを買う時レジで「これ本当に買いますか?返品できませんよ?」と言われたら買う気があっても少し躊躇しませんか?
おにぎり買うのにも少し躊躇するのに会社にとってみれば賃金アップは毎月数万~数百万の支出になります。賃金を上げる気がある経営陣でも躊躇しない方がおかしいのです
つまり下げる権利があれば上げやすくなるという逆転の現象が起こるのです。自分の判断が間違っていた場合取り消せるというのは経営者にとってはかなりハードルが下がります。しかし現状より下がるのは社員側にとっては嫌ですよね。だから最低保障を現状の金額にすれば今より悪くなることはないです
固定費削減の方法を話し合う

先述した最低保証額付きの変動給を導入しやすくするために行います
これは家計でも同じですが会社経営を不安定しやすいのは固定費です
それをどれだけ削減できるかがポイントになります。そしてこれを話し合う上で必ず会社にとっての優先順位の話になります。これが大事なのです!!
会社の優先順位は経営者の価値観がかなり大きく影響します。それを固定費削減を通して知ることが後々効いてきますので覚えておいてください
話を戻し、固定費削減は社員でも提案・実行できる話です。そしてそれは将来にも継続的に続くこと、そこで例えば月に10万円固定費削減が出来ましたとするとその内2万円は社員の最低保証額付きの変動給(固定給)にあててもらえませんかという交渉が出来ます
1人あたりにすると数千円、あるいは数百円くらいになるかもしれませんがそれが将来にわたりずっと続くのです。月2,000円アップしただけでも10年間で24万円になります
さらにいうならまだ日本のほとんどの企業、特に中小零細企業の経営者は賃金アップというものがどういうものなのかよくわかっていません。漠然と賃金アップは会社の固定費増というネガティブイメージを持っていたり、今までしてこなかったとか自分達が社員の時はそんなのなかったとか本当に漠然としたイメージでしか考えてない経営者が多すぎるのです
自転車を乗る練習をするみたいなもので、最初は補助輪をつけ、少しずつ慣らしていかないといきなりは怖いんです
ほんの数千、あるいは数百円でも賃金アップはどういうことなのかを体験させる必要があります
近年インフレで値上げラッシュが続いてますけど、もう慣れてきてませんか?そんな感じですw
その話し合いのときに必要になってくるのがPL(損益計算書)です。会社の1期間の通信簿のようなものですがそれを見ないと話しになりません
中にはそれを見せたがらない会社もありますし、経営者が会計をよく分かってない場合もあります(その時点でその会社は辞めた方が良いかもしれませんがw)
新たな歩合給の交渉をする

最低保証額付きの変動給が導入されてもされなくてもこれまでで会社の経営陣がどういう価値観をもち、どういう優先順位なのかをぼんやりとでもわかってきたと思います
賃金アップには2つ種類があります
1つ目は利益が100あればその100を会社と社員でどう分配するか
2つ目は新たに利益を出しその分配率を提示する
1つ目の方はシーソーの関係なのでどちらが得すればどちらかが損します
しかし2つ目は会社は損しません。むしろ新規の市場開拓や会社のステップアップになる事です
しかもこれは中小零細企業でないと社員側は提案しにくいでしょう
なぜなら大企業となると初期投資が莫大になりがちなので一社員が提案するとしても限度がありますし、決定権を持つ役職まで提案が届かない可能性が高いです
しかし中小零細企業なら社長に直談判することもできますし、やりようによっては小さなコストで大きな利益を出すことも可能です
そして経営陣の価値観、優先順位などがわかっていれば効果的な提案が出来ると思います
交渉してから動く

よく資格取得を頑張っている人にありがちなんですが、資格を取れば給料を上げてくれる「だろう」で頑張っている人です
資格取ったり、先述した会社のためになる事をしたのに給料が変わらないなんてヒドイ、「会社はなぜ評価してくれないんだ!」と嘆くのはあなたが勘違いしてる可能性があります
約束もしてないのに「これしてあげたんだから金払え!」というのはあなたが車を運転していたとして信号待ちの時に勝手に窓ガラスを拭かれお金を要求してくる人みたいな感じです
「確かにキレイになったけど頼んでないし」という気分になりませんか?
資格取得も会社のためになることもする前に交渉をしましょう。そして給料アップの合意がなされて初めて実行しないとあなたの労力や時間が無駄とはいいませんが、リターンが悪いと思います
あと交渉してから動いたり、やる事の詳細を明示してはいけません
固定費削減がわかりやすいですが先にどうしたらどれだけ削減できますということを言ってしまうと給料アップの交渉をしなくても会社はそれを実行してしまうことがあります
最後に
どうだったでしょうか?中々めんどくさかったと思いますww
ですがこれを正しく評価してくれる上司がいるならあなたはこの交渉をする過程で良い人材として会社で扱われるのでシンプルに出世すると思います
最初にも言いましたが「給料上げてください!」と会社に懇願するのは上策とは言えません。私も1人の経営者ですがお情け、情に訴える方法は大嫌いです。「お前のことなんかどうでもいいから金よこせ!」といってるのとさして変わらないからですね
会社も社員も一緒に豊かになっていく、そのためにはどうしたら良いかを一緒に考える方がはるかに有意義だと思いますよ
そして収入をあげFIRE達成を目指すのです!
最後読んでいただきありがとうございます!

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