おはようございます!ムッシュです!
今日は腐るお金って何?というテーマをお伝えしていこうと思います
いつもの投資家がお金を稼ぐ・増やすのテーマではなく、経営者がもしかしたら使えるかもしれないものという前提ですので興味のない人は回れ右の方が良いでしょうw
お金を使いやすく、経済を良くするため、店舗経営をされている人ならそういうサービスを作るなどの一助になれれば幸いです
ではいきましょう!
腐るお金って?
「腐るお金」とは、時間とともに価値が減っていくお金のことを指します。これは、ドイツの経済学者シルビオ・ゲゼルが提唱した「自由貨幣理論」に基づいた考え方です
なぜお金が腐るのか?
通常のお金は、時間経過してもその額面通りの価値を保つように設計されています。しかし、「腐るお金」は、一定期間ごとに価値が減っていく仕組みが組み込まれています。
この価値が減っていくという事を腐ると表現しているんですね
お金を貯め込むことを抑制し、経済活動を活発にすることを目的としています。
オーストリア・ヴェルグルのスタンプ貨幣実験:腐るお金の物語
オーストリアの小さな村、ヴェルグルで実施されたスタンプ貨幣の実験は、経済学の歴史において非常に興味深い事例ですね。
現在のヴェルグル↓
なぜスタンプ貨幣を導入したのか?
1930年代の世界大恐慌は、ヴェルグルにも大きな打撃を与え、失業率が30%に達するなど、深刻な経済状況に陥っていました。この状況を打破するために、ヴェルグルの村長であったマイケル・グレーザーは、ドイツの経済学者シルビオ・ゲゼルの「自由貨幣理論」に着目し、スタンプ貨幣の導入を決断しました。
スタンプ貨幣とは?
※画像はイメージです
スタンプ貨幣とは具体的には、その通貨は一定期間(例えば1ヶ月)が経過すると、その価値が1%減少するというルールが組み込まれているんです。
この通貨にはスタンプを貼るためのスペースが設けられています
例えば1万円の通貨があるとしましょう。
1ヶ月後、この通貨を使用するためには100円のスタンプを購入し、通貨に貼り付けなければなりません。すると通貨の額面金額ースタンプ代100円=9900の価値の通貨の出来上がりです。これが毎月行われるとなるとドンドン価値が下がっていくことになります
通貨の保有者は通貨を早く使用するか、価値が下がるのを承知で持ち続けるかの2択を迫られます
オーストリアでの実証実験では、この理論が試され、一定の成功を収めました。結果として、お金の溜め込みが減り、経済が活性化し、完全雇用が実現した事例も報告されています。
腐るお金(スタンプ貨幣)のメリット
- 経済の活性化: お金を貯め込む人が減り、消費が促進されることで、経済が活性化します。
- デフレ対策: デフレは、物価が下がり、企業が利益を出せなくなる悪循環を引き起こします。腐るお金は、デフレ対策として有効な手段の一つと考えられています。
- 不平等な富の集中を防ぐ: お金を長く持っている人が有利になるのを防ぎ、社会全体の富の分配をより公平にする効果が期待できます。
腐るお金のデメリット
- 計画性の低下: お金がどんどん減っていくため、長期的な計画を立てにくくなります。
- 銀行への預金が減る: お金を銀行に預けても価値が減ってしまうため、銀行の経営が困難になる可能性があります。
- インフレのリスク: 腐るお金の導入が、インフレを加速させる可能性も指摘されています。
現代社会における腐るお金
現代社会においても、腐るお金の概念は注目されています。例えば、地域共通クーポンや、一定期間しか使用できないギフト券などは、腐るお金の要素を含んでいると言えます。
電子マネーとの相性の良さ
オーストリアの実験では紙幣が使われてましたが、今は令和、電子マネーを使うとその操作は各段とラクになるでしょう
行政からの給付金などプリペイド式の決済方法をしているにも応用がきくと思います。コロナの時の給付金も貯蓄になってしまったという情報もありますしね。
景気が良いというのはお金が高速で周っている事と意味します。貯蓄されてはあまり意味はないかと思います(銀行などに貯金しても融資などで一応世の中には周ります)
あとブロックチェーンとの相性も良さそうなので、取り入れるのもアリかと思いますね。
最後に
今回のテーマを活用できる人は少ないでしょうw。私も無理ですww
ですがいろいろな考えを知っておくと「これを組み合わせれば!」「あの考えを応用すれば!」とヒラメキにつながると信じています
あなたのヒラメキの一助になれれば幸いです
今日も明日も楽しんでFIRE目指していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます!
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