今更聞けない円高・円安って何?

おはようございます!ムッシュです!

今回は「今更聞けない円高・円安って何?」というテーマでお伝えしていきます

ニュースでよくききますよね?でも何かよくわからず「〇〇が高いなぁ円安だからねぇ」と使ってませんか?

「なんで円安だと物が高くなるの?」これにちゃんと答えられますか?

「えっと~(;^ω^)」ってなってるあなたも大丈夫!ムッシュの解説を聞けばちゃんと説明できるようになります!

自分でハードル上げるタイプです!w

ではいきましょう!

円高・円安とは?

円高とは、簡単に言うと、1円の価値が上がり、他の国の通貨(ドルなど)に対して多く交換できるようになった状態のことです。

円安は、その逆で、1円の価値が下がり、他の国の通貨と交換できる量が少なくなった状態のことです。

これではわかりませんよねw 合ってるんですけどねw

以下はわかりやすいように対ドルでの話をしていきます(ドルを他の通貨にしても同じです)

そもそも円高・円安という言葉がわかりにくくしてます

なぜなら「円」を中心に考えてるからです。

円高円安は一般的にドルを中心にした方がわかりやすいです

「円安だからものの物価が上がる」安くなってるのに上がるの?ってなりません?

でも「ドル高だから物価が上がる」これの方がわかりやすくありませんか?

中身は同じこと言ってますよ

つまり最初のを短く言い換えると次のようになります

円高とは、ドルが安くなったこと

円安とは、ドルが高くなったこと

相対的なものなのでドルの価値がそのままで円高円安になることもめちゃくちゃあるんですけどね

なので円高円安で考えるのではなく円高ドル安、円安ドル高でセットで覚えていた方が良いですね

円高・円安になると何が変わるの?

わかりやすいように表にしてみました

項目円高になったとき円安になったとき
輸入品安くなる高くなる
輸出品高くなる安くなる
旅行海外旅行が安くなる海外旅行が高くなる
日本の企業輸出産業が苦しくなる、輸入産業が潤う輸出産業が潤う、輸入産業が苦しくなる
日本の消費者輸入品が安く買えて嬉しい輸入品が高くなって困る

これもドル高ドル安の方がわかりやすいと思います

項目ドル安になったときドル高になったとき
輸入品安くなる高くなる
輸出品高くなる安くなる
旅行海外旅行が安くなる海外旅行が高くなる
日本の企業輸出産業が苦しくなる、輸入産業が潤う輸出産業が潤う、輸入産業が苦しくなる
日本の消費者輸入品が安く買えて嬉しい輸入品が高くなって困る

どうです?

輸出品の所は「ん?」と思うかもしれませんが「ん?」と思ったときは円安円高とドル安ドル高を入れ替えて考えた方が良いですね

この場合、組み合わせは円高⇔ドル安と円安⇔ドル高ですよ

需要と供給で考える円高・円安

需要とは、あるものを欲しいと思う人の数です。供給とは、あるものがどれだけ市場に出回っているか(手放しているか)です。

円の場合

  • 円への需要が増えると円高に
    • 例えば、日本の製品が米国で人気になり、米国人が製品をたくさん買うようになると、製品の売り上げはドルですが日本の企業はそれを円に換える必要があるので円の需要が増えて円高ドル安になります。
  • 円への供給が増えると円安に
    • 逆に米国の製品が日本で人気になり、日本人が製品をたくさん買うようになると、製品の売り上げは円ですが米国の企業はそれをドルに換える必要があるのでドルの需要が増えて円安ドル高になります。

まとめると

  • 円高: 円の需要が供給を上回ると、円高になります。
  • 円安: 円の供給が需要を上回ると、円安になります。

なぜ円高・円安が起こるの?

円高・円安は、様々な要因が複雑に絡み合って起こります。主な要因としては、

  • 経済状況: 日本の経済が好調だと円高ドル安に、不調だと円安ドル高になりやすい。
  • 金利: 日本の金利が米国よりも高いと円高ドル安に、低いと円安ドル高になりやすい。
  • 貿易収支: 日本の輸出入のバランスによって影響を受ける。
  • 投資家の心理: 投資家の間で円を買いたい、売りたいという心理が大きく影響する。海外株を買いたい人売りたい人の差がどれだけかということですね。さらに何人が持っているかも影響します。例えば東日本大震災の時は日本が大打撃を受けました。円の価値が下がり円安ドル高になるかと思いきや急激に円高ドル安になりました。日本人が手元にお金を置いときたくて海外資産を売って円に換える動きがとてつもなく高まったからと言われています
  • 国際的な出来事: 世界的な経済情勢や政治情勢の変化も影響を与える。これをみんな予測して頑張ってる感じですねw

まとめ

円高・円安は、私たちの生活や経済に大きな影響を与える重要な概念です。

  • 円高: 日本製品が海外で高く売れる、海外旅行が安くなるなど、良い面もあれば、日本の企業の収益が減るなど、悪い面もある。
  • 円安: 日本製品が海外で安く売れる、海外旅行が高くなるなど、良い面もあれば、日本の物価が上昇するなど、悪い面もある。

どちらが良い悪いということは一概に言えず、状況によって異なります。

しかも相対的な表現なのでどこを基準で考えるかによって見方がバラバラです

何十年も前の1ドル300円以上の時に比べれば今は円高ですし、リーマンショック後くらいの1ドル80円前後くらいの時と比べれば今は円安です。

なので円高が良いとか円安が良いというのは特になく「どこと比べたら」というものが常についていると考えた方が良いと思います

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